ニュースレター

009号 2010年06月

今回のテーマ

・東京ビックサイトでの展示会「インターフェックスジャパン」でお待ちしております。6月30日(水)~7月2日(金)

・茶話会(皮膚試験や美容用品の試験について)は7月28日(水)に行います。

・7月茶話会の講師をしていただく磯田先生のご紹介。

・試験現場の待合室のこだわり。

機能食品研究所 梅田です。いつも大変お世話になっております。

「今年もインターフェックスジャパンでお会いしましょう。機能食品研究所さんのブースは、椅子と冷えた紙パックのお茶でお客さんを出迎えられるのが印象的です。ホッとできて良いですね。」「茶話会のプログラム発表、楽しみにしていますよ。」というお便りをいただきました。ありがとうございます、励みになります。

東京ビックサイトでの展示会「インターフェックスジャパン」でお待ちしております。6月30日()~7月2日()

いよいよ東京ビックサイトで開催される展示会「インターフェックスジャパン」の会期が迫って参りました。

1,770社が出展する本展示会において、大多数の方が全てのブースを見るために目線をアチコチに移動しながらサササッと歩かれます。

たとえばAさんがインターフェックスジャパンを全てご覧になるため会場に3時間ほど滞在して帰られるとします。平均滞在時間が3時間ぐらいと、どこかで聞いた事が有るので、ここでは3時間と仮定します。

そのAさんは、お目当て&気になったブースで立ち止まって2分平均で見学されるとします。そしてその数を60ブースとしますと合計2時間(2分×60分)をそのために使う事になります。

そうなりますと、そのお目当て&気になったブースを探すために使える移動時間は残りの1時間、つまり3,600秒です。これを総1,770社で割ると1社あたり、たったの2秒です。

そうなりますと、出展する弊社は2秒チラっと見ただけで何だか立ち寄りたくなる展示パネルや上映ビデオを作らねばなりません。

まず展示パネルですが、2秒で興味をもってもらう為に、遠くからでも読める大きな文字でキャッチコピーをドンと書きました。しかし、上映ビデオは展示パネルのような静止画とは違い来場者の方が、どの部分から観られるかが分らないため非常に悩みました。

そのようななか、結婚式ソングの定番である「永遠(とわ)にともに」などでも有名な歌手【コブクロの】話を、ふと思い出しました。彼らが無名時代の話ですが、路上ライブで通行人に立ち止まって聞いて貰えるように2秒に1度は心をひくような構成の歌を作っていたと聞いた事が有ります。(どこで聞いた話だったか思い出せないためてネットで調べたのですが情報元は分りませんでした。残念です。)

このようにして、私はコブクロの話をヒントとし【2秒に1度は心をひくビデオ】を作製しました。

茶話会(皮膚試験や美容用品の試験について)は7月28日(水)に行います。

前号にてお話させていただきました通り、様々な専門家の先生を交えた茶話会を開催いたします。

7月 医学部 皮膚科学講座

磯田憲一先生「皮膚試験や美容用品の試験について」

9月 みえ治験医療ネット・医学部 臨床創薬研究学講座

西川政勝先生「内科試験・経口摂取が必要な試験について」

工学部 物理工学科 ナノセンシング研究室

野呂雄一先生「音による痒み評価の方法の技術について」

前号で申し上げました通り、「三重まで来て良かった。」と喜んでいただけるような構成を考えました。特に、ヒト試験自体を検討されたことが無い会社様から、頻繁に行われている会社様までご満足いただけるためにはと試行錯誤しました。

その結果、まずはお食事をしながら雑談をしていただき、和んだ雰囲気を作ることにしました。これにより、参加者の皆様のお知りになられたい内容がどの部分か分りますので、見当違いな講演・ディスカッションになるのを防ぐ事が出来ると思います。

このように、まごころ込めて企画をしながら、皆様の申し込みFAXをお待ちしております。

7月茶話会の講師をしていただく磯田先生のご紹介。

磯田憲一先生は、三重大学医学部 皮膚科の教員をされながら、三重大学医学部附属病院で医局長として勤務をされておられます。(2015年追記:現在は開業され「みえひふ科クリニック」の医院長をされています)

磯田先生と私のエピソードを1つご紹介させていただきます。

あれはさかのぼりますこと6年前の話、皮膚の試験の初受注が決まった時の話です。すぐに試験計画書、測定器具の扱い方のマニュアル、現場の手順書・そして現場の配置図を作って三重大学皮膚科 水谷教授と磯田先生との打合せをしました。その時に、磯田先生から「では後日、この配置図どおり実際の会場に配置してシミュレーションしましょう。」というお言葉をいただきました。

そして数日後、シミュレーション当日。前もって机・椅子・測定機・カメラ・PC・文具を配置し、磯田先生のご到着を待ちました。地面を這っている配線はガムテープでビッと留めておきましたし、有線で電源やモニタに繋がっているカメラの配線も絡まないようにビニールテープで束ねておきました。私は学生時代から、実験を円滑に進めるために前持った準備を念入りに行うのが習慣だったので、お手のものです。

そして磯田先生が会場にご到着され、柔らかな歩き方で被験者さんの歩かれる道順を辿られ、「うん、良い感じだね」と褒めてくださいました。そして、柔らかな口調で「地面を這わせてあるケーブルで転ばないように貼ってあるガムテープ、良いね。でも、この場所に有ると被験者さんも問診医もカメラマンさんも踏んじゃうよね。だから、こうやって向こう側に迂回して地面に這わせておけば踏むことによる断線も無いし、見栄えも綺麗だよね。」「この有線で繋いだカメラだけど被験者さんの撮影部位である腕と脚、そして置き場である机を行き来するよね。コードが絡まないようビニールテープで結わえてあるのは良いけど、もう少しコードの長さに余裕が有った方がカメラマンさんが動きやすいよ。」とアドバイスをしてくださいました。

そうです、磯田先生は更に先の先までシミュレーションをされるのです。おかげで、毎回同じ機器測定が出来るだけでなく、その空間に居る全ての方々が円滑に試験に参加・実施できるようになるのです。

その現場をご覧になられた依頼社様から「被験者さんに変なストレスがかかってアンケートの結果が悪くなるなんて事が無いね。それに、ストレスで発汗量が増えて蒸散量が増えたのか、皮膚のバリア機能の数値として蒸散量が変わったか分らないなんて事も無いね。あと、測定者や撮影者が毎回同一の動きが出来るのも良いね。」と褒めていただいた事もあります。

このように弊社は、皮膚分野の試験精度と再現性も磯田先生のおかげでガッチリです。

試験現場の運営につきましては『臨床試験の受託試験会場の見学』にございますので、お目通しいただけますと幸いです。

試験現場の待合室のこだわり。

4年前の事です。とある依頼社様が試験現場を視察に来られた時に「被験者さん方の待合室での雰囲気が柔らかで良い感じですね。被験者さん同士が会話をされるにしても、試験と全く関係ない話題なので安心ですね。被験者さんの暖かなご協力のおかげで試験の成功が後押しされてますね。」と褒めてくださいました。

そうです、被験者さんのご協力・ご賛同があるからこそ良い試験が出来ております。

そのため、感謝の気持ちを忘れずに試験運用をし、引き続きのご賛同・ご協力をいただけるよう精進しております。具体的には、問診を担当される医師の先生は初診以上に丁寧に問診をされ、受付スタッフは一秒足りとも気を抜くことなく丁寧に応対、採血・測定スタッフは痛い思いや不便を感じて貰ってはいけないと常に気を配っております。

先ほどのお客様のお話にも有りましたとおり、被験者さん同士が試験に関する情報交換をされない仕組みも有ります。もし万が一でも「渡されたドリンク、アップル味で美味しいよね」「うん、微かに苦いけどアップル味で良い感じだね」「え?微かに苦いのかい?」「どちらが本物だろう?」という話になってしまったら大変です。そうなると被験者さんの心に「私のは、きっと本物だから効果が期待できるぞ。」「比較群が有ると分かっていても、自分がそれかもと思うと残念な気分になるなぁ。」という感情が生じてしまい、正確な試験では無くなってしまいます。

弊社の場合、インフォームドコンセントや同意書に「臨床試験は研究の性質上、比較群を用意する必要が有ることはご容赦くださいと。」と書いてあるから大丈夫・・・と、たかをくくらず「被験者さん同士で試験の内容に関する情報交換をしないでね。」と、それとなく啓蒙して事故を未然に防いでおります。はい、それとなくというのがポイントです。

ちなみにダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが熱湯風呂の縁に掴まりながら「押すなよ、押すなよ」と言うのはそれとなくではありません。

このようなご協力的な被験者さんの募集方法につきましては『臨床試験の受託被験者さんの募集』にございますので、お目通しいただけますと幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ニュースレター(機能食品通信)のバックナンバーはこちらです。