ニュースレター

017号 2011年2月

■ 今回のテーマ

・恵方巻きとビーグル犬。

・ビーグル犬とイタチ・・・。

・試験現場で測定データを守る梅田。

機能食品研究所、梅田です。いつもお世話になっております。

「毎号楽しく拝読させていただくとともに、同僚多数に回覧させていただいております。先号の(大河ドラマの)津の記事には、鈴鹿出身の者が喜んでおります。」というお便りをいただきました。とても嬉しいです。何より嬉しいのが、同僚の方々に回覧していただいている事です。1人でも多くの方にお読みいただけるよう、これからも精進いたします。

恵方巻きとビーグル犬。

2月3日(木)は、津で行われた『第7回バイオクラスター交流会 ~創薬・機能性食品とクラスター~』でブース出展と会社紹介プレゼンをさせていただきました。

このイベントは2日間行われまして、講演・討論会・ブース展示・懇親会で構成されておりました。いつも弊社の臨床試験(内科分野)で統括医をお引き受けいただいておりますNPO法人みえ治験医療ネット・三重大学医学部臨床創薬研究学講座 西川政勝教授の「医薬品から見た機能性食品の将来像」というご講演をはじめ、企業様のご講演「機能性食品の海外展開における課題」や、日経BP 医療局主任編集委員 宮田満さまが進行役をつとめられる討論会「今後の機能性食品のあり方」、健康食品管理士認定協会の理事長をされておられる事も有名な鈴鹿医療科学大学保健衛生学部 長村洋一教授のご講演「機能性食品の現状と今後の動向について」など、とても勉強になった2日間でした。

初日の帰り道に「いやぁ、勉強になったなぁ~」と大満足で家に帰り、パジャマに着替えて晩ご飯。今日は節分なので、恵方巻きです。今年の恵方は南南東、食卓から南南東は我が家のビーグル犬『来輝(らいき)』の居るサークルゲージ(檻)の有る方角です。恵方巻きといえば、願い事をしながら無言で全てを食べきると叶うらしいです。そこで、妻と私は揃って愛犬のサークルゲージを見ながら黙々と恵方巻きを食べ始めました。食べ続けて2分ぐらい経った頃でしょうか、ふと気づくと、愛犬が不安そうにこちらを見ていました。食後に愛犬と遊んでいる時も、ずっと私の口元を心配そうにチラリチラリと見て確認をしますし、翌朝も同じ様子。

ひょっとしたら黒くて長い棒と戦っていたと思ったのでしょうか? 真偽を確かめる方法が私には無いので、本人(本犬)以外、答えは分かりませんが・・・。

ビーグル犬とイタチ・・・。

引き続き、我が家のビーグル犬『来輝(らいき)』のお話です。

はじまりは3ヶ月ぐらい前のこと。来輝が室内でオナラをしました。

とてもクサいので、「うわぁ、クサい!」と手をバタバタさせた梅田。

翌日も、翌々日も愛犬は私の近くでオナラをするようになりました。妻にはまったく被害無し。妻の考えでは「真剣に怒るでもなく、ワーワーと何かを言いながら手をバタバタさせる姿が面白いから貴方に向かってだけオナラをするんじゃないの? リアクション見たさにプーってやるんだよ。」という事で、リアクションを一切せず臭いを我慢しつづければオナラブームは収束するはずとのこと。

その我慢作戦を実行したところ愛犬が「あれ? オナラをしたのに、リアクションがない?」という顔でこちらをチラリチラリと見るようになりました。この我慢を続ければオナラをしなくなると心でガッツポーズをした梅田。

1日あたり6回前後発生するオナラ攻撃を我慢し続けた5日目、テレビを見ながらウトウトと寝ている時に目の前で発生した異臭に驚き 「なにこれ!」と叫んでしまいました。「しまった! 至近距離という技を新開発しやがった! これで振り出しか?」と後悔した時は後の祭り。ヤツが「よっしゃ! 大成功」という得意満面の顔で、こちらを見ていました。この時、どうやら新たな技を開発する楽しみを与えてしまったみたいです。私のリアクションの有無・度合いを確認しながら、連発したり風上から発射したりと技を開発しては試す繰り返しになってきました。犬ですがイタチごっこ。

そうです、ヤツのオナラブームは手をかえ品をかえ、Plan(技の開発を計画)→ Do(技の実行)→ Check(反応を評価)→ Act(技の改善)→再びPlan→Do・・・・という繰り返しのPDCAサイクルを彷彿させる試行錯誤を経て、確実に私の鼻腔にヒットする精度を上げていくようになりました。

普段は家族の言うことを守る犬なのに「オナラは駄目だよ」と言っても止めない事に困惑する梅田。どうやらヤツは妻とだけ居る時はせず、私が居るときだけオナラをするという事実まで分かり何だかショック。

私と愛犬は散歩を一緒に楽しむ仲だと思っていたのに、オナラをひっかけてやれと思われているとはショック。あれ?散歩?・・・。ふと、とある事が頭に浮かんだ梅田。散歩の時に屋外でオナラをする事が有る私。屋外なので誰も近くに居ないなら直ぐに臭いが消えて迷惑はかからないだろうと思っていました。でも、犬の嗅覚では丸わかりですね。ひょっとして我が愛犬にとって、オナラは楽しい散歩の合図であって、私に「散歩に行かないかい?」というお誘いのコミュニケーションなのではと前向きに考える事にしました。

そんな【前向きな推論】を披露するや否や、妻から「海水で芋を洗って、塩辛い味を付けて食べる習慣が代々10年以上伝承されている幸島の猿たちみたいに、梅田家の犬たちも代々オナラによるコミュニケーションの技を伝承していくと思うと辛い。貴方の散歩中のオナラが憎い。」と言われ、余計な【前向きな推論】を披露しなきゃよかったと後悔しました。

試験会場で測定データを守る梅田。

2号前の機能食品通信で肌の測定機器の動作テストと使用方法の手順書について書きました。その追加エピソードです。

臨床試験の試験会場に、多いときでは1日で100名を超える被験者さんが測定に来られます。100名を超える人数ともなると朝8時から16時頃まで休憩時間を除いてずっと日誌の記載内容チェック・被験物質の受け渡し・問診票確認・問診視診・写真撮影・機器での肌測定をし続ける事になります。

たとえば肌の保湿性測定を例に出しましょう。肌の表面にプローブを押し当てピッ(7秒の合間)ピッ(7秒の合間)ピッ(7秒の合間)と少し合間を取りながら測ります。神経を集中させて根気よく測定します。試験にもよりますが、たとえば1名で4カ所を測定するとします。これも試験によりますが1カ所を7回測る場合、保湿性だけで1名で28個のデータとなります。4x7=28データ。100名で2800データですね。これらデータをデジタルで記録しております。

この保湿性の測定チームは2人1組、少年ジャンプの忍者風に呼ぶと「ツーマンセル」です。測定の事のみ考えて測定に専念する測定者と、被験者番号や測定データ種類・数に間違いが無いことを確認しながら測定機器に繋いだ【ノートPCのハードディスク】に記録をする記録者の2人組です。記録係は、その【ノートPCのハードディスク】の記録を30分毎に【SDカード】にコピー(バックアップ)をとります。その【SDカード】を伝書鳩の足にくくりつけ、忍びの里に有る作戦本部に送ります。はい、最後のはウソです。話は戻りますが、30分毎のコピーにより測定機に繋いだ【ノートPCのハードディスク】が故障しても直近30分で測定した被験者さんが帰宅途中だったとしても会場周辺にみえられるため、急いで連絡・お願いすれば再測定が可能という考えなのです。

午前の測定が終わり、午後の測定開始までの間、私は測定スタッフ・カメラマン・医師から測定データ・写真データ・問診視診判定データを【SDカード】で受け取り、梅田のポケットに入っている【USBメモリ】にバックアップとしてコピーをしておきます。午後の測定の開始時に【SDカード】を各々に返却し各自のPCに装着します。午後の測定も無事に行い、試験終了。

ここで「お仕事完了。」とはならず、【SDカード】に入った今日の被験者さん全員分のデータのコピーを、私の【USBメモリ】にその場ですぐにコピーをします。この行程は最も気を遣います。会社のサーバまで持って行く最中に何かあってはいけないので、同じデータを3つ以上に複製し別々の方法で移動させるのです。朝8時からの測定のために、朝5時起きで動き回っているため本当は直ぐに帰って、とっとと寝たいかもしれませんが、最後の詰めを誤るわけにはいきません。

複製を3つ以上に分散させて運搬し、それから会社オフィスに帰り、サーバにデータを移して仕事完了。もちろん会社オフィス以外にも複製を配置しておき、会社オフィスでの危機発生対策とします。

これらのように、1日に何度もデータのバックアップ作業をして疲れないかと聞かれます。でも、もし万が一、災害などが発生した時の事を考えてください。もちろん、被験者さん達を安全な場所に誘導し避難を完了させる事を第一に行います。その後、私は【ノートPCのハードディスク(原本データ】)、【SDカード(30分毎のバックアップまたは最終的なデータ)】、【USBメモリ(午前中のデータまたは最終的なデータ)】の無事の確認と回収をします。大切な測定データが無事な確率を上げるための努力なので全く疲れません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。